タイムやラップ分析

エリザベス女王杯2026タイムやラップ分析|過去10回の展開傾向と有利な脚質


11月15日のエリザベス女王杯は、京都芝2200mの外回りで行われます。
過去の時計を見比べると、同じコースでも年によって最後のラップに違いがあるんですよね。

勝ち馬の4角位置や人気薄が好走した年も合わせて振り返りました。
今年の予想に、ぜひ参考にしてください!

タイムやラップ分析の使用方法は
その方によって違うと思いますが
競馬初心者の方や
ラップを使った予想を試してみたい方には
「ペース別傾向」を参考にしてください。

ペース予測が出来れば
そのペースごとの代表年度を記載しています。
そちらを確認しながら
レースのイメージができると思います。

エリザベス女王杯のペース別傾向

京都開催の過去10回を前半3Fで分類しました。スローは36.5秒以上、ミドルは36.1~36.4秒、ハイは36.0秒以下です。

スローペース

前半3Fの目安:36.5秒以上

注目したいのは好位で折り合い、直線で速い脚を使える馬

スローペースに該当するのは2013年、2016年、2017年、2019年、2023年の5回です。

2019年は前半3F37.6秒で、4角8番手のラッキーライラックが勝ち、逃げたクロコスミアも2着に残りました。

前で脚をためられる馬と、直線でしっかり伸びる馬の両方をチェックしたいですね。

ミドルペース

前半3Fの目安:36.1~36.4秒

注目したいのは中団からでも長く脚を使える馬

ミドルペースに該当するのは2015年と2018年の2回です。

2018年は前半3F36.4秒で、4角9番手のリスグラシューが勝ち、逃げたクロコスミアが2着に粘りました。

前の馬だけに絞らず、直線で脚を伸ばせる馬も気になりますね。

ハイペース

前半3Fの目安:36.0秒以下

注目したいのは前の馬を見ながら脚をため、直線で伸びる馬

ハイペースに該当するのは2014年、2024年、2025年の3回です。

2024年は前半3F35.2秒で4角2番手のスタニングローズが勝ち、2025年は4角8番手のレガレイラが差し切りました。

先行馬が踏ん張る年もありますが、後ろから伸びてくる馬にも注目したいですね。

エリザベス女王杯2026の予想に生かすラップ適性

まず見ておきたいのは、向正面からペースが上がる場面で脚を使えるかどうかです。
平均ラップでは1600m地点から速くなり、1800m地点には11秒台半ばまで上がっています。

前で運ぶタイプなら、クロコスミアのように最後まで粘れる持続力が魅力。
差しタイプなら、2019年のラッキーライラックのように、4角中団から一気に伸びる脚が気になります。

今年の候補馬も、直線だけの上がりタイムに加えて、早めにペースが上がったレースでどう走ったかを比べたいですね。

エリザベス女王杯の過去10回のタイム分析

京都で行われた2013~2019年と2023~2025年の10回を集計しました。
2020~2022年は阪神開催だったため、今回の京都コースの集計には入れていません。

年 馬場 勝ち馬 勝ち時計
2013年 重 メイショウマンボ 2:16.6
2014年 良 ラキシス 2:12.3
2015年 稍重 マリアライト 2:14.9
2016年 良 クイーンズリング 2:12.9
2017年 良 モズカッチャン 2:14.3
2018年 良 リスグラシュー 2:13.1
2019年 良 ラッキーライラック 2:14.1
2023年 良 ブレイディヴェーグ 2:12.6
2024年 良 スタニングローズ 2:11.1
2025年 良 レガレイラ 2:11.0

平均勝ち時計は2:13.3。
最も速かったのは2025年のレガレイラで2:11.0、最も時計がかかったのは重馬場だった2013年の2:16.6でした。

2024年も2:11.1と速い決着で、近年の2回はどちらも2分11秒台。
勝ち時計だけでも年ごとの違いがはっきりしていますね。

過去10回の前半・後半タイムとペース比較

レース全体の前半3Fは平均36.2秒、後半3Fは34.7秒でした。
平均では後半の方が速く、終盤にしっかり脚を使える流れが目立ちます。

年 前半3F 後半3F ペース
2013 36.7秒 34.5秒 スロー
2014 35.4秒 34.1秒 ハイ
2015 36.1秒 36.3秒 ミドル
2016 36.5秒 34.1秒 スロー
2017 36.5秒 34.4秒 スロー
2018 36.4秒 34.7秒 ミドル
2019 37.6秒 34.6秒 スロー
2023 36.5秒 35.1秒 スロー
2024 35.2秒 34.4秒 ハイ
2025 35.4秒 34.9秒 ハイ

ペースは前半3Fが35.4秒以下をハイ、35.5~36.4秒をミドル、36.5秒以上をスローとして分類しました。
スロー5回、ミドル2回、ハイ3回という内訳です。

2019年は前半37.6秒から後半34.6秒と、終盤がぐっと速くなりました。
一方、2015年は前半36.1秒、後半36.3秒。前半の入り方が近くても、最後の流れは同じではありません。

前半1000mの平均は61.2秒、後半1000mは59.4秒でした。
2200mなので、間にある1000~1200mの200mも含めてラップの変化を見ています。

エリザベス女王杯の年度別ラップタイム

過去10回の200mごとのラップをまとめました。
表の200m・400mなどは到達地点を表し、数字はその直前200mにかかった時計です。

年・馬場 200・400
600・800m
1000・1200
1400・1600m
1800・2000
2200m
2013
(重)
12.6 / 11.3
12.8 / 12.9
13.1 / 13.5
13.2 / 12.7
11.7 / 11.6
11.2
2014
(良)
12.2 / 10.8
12.4 / 12.7
12.2 / 12.8
12.9 / 12.2
11.5 / 11.3
11.3
2015
(稍重)
12.7 / 11.0
12.4 / 12.4
12.2 / 12.8
12.7 / 12.4
12.0 / 12.6
11.7
2016
(良)
12.5 / 11.2
12.8 / 12.7
12.6 / 12.6
12.5 / 11.9
11.5 / 11.2
11.4
2017
(良)
12.5 / 11.3
12.7 / 12.8
12.7 / 12.8
12.9 / 12.2
11.6 / 11.2
11.6
2018
(良)
12.3 / 11.2
12.9 / 12.7
12.3 / 12.5
12.5 / 12.0
11.6 / 11.4
11.7
2019
(良)
12.7 / 11.6
13.3 / 12.7
12.5 / 12.8
12.3 / 11.6
11.5 / 11.4
11.7
2023
(良)
12.5 / 11.4
12.6 / 12.5
12.1 / 11.9
12.7 / 11.8
11.6 / 11.5
12.0
2024
(良)
12.5 / 10.6
12.1 / 12.2
12.2 / 12.5
12.6 / 12.0
11.7 / 11.1
11.6
2025
(良)
12.8 / 10.7
11.9 / 12.3
12.2 / 12.1
12.3 / 11.8
11.6 / 11.6
11.7

2019年は1400m地点が12.3秒、1600m地点が11.6秒、1800m地点が11.5秒と、後半に向けてペースアップ。
ラッキーライラックは4角8番手から、上がり32.8秒で差し切っています。

2024年は2000m地点で11.1秒まで速くなり、4角2番手のスタニングローズが押し切りました。
同じ終盤の加速でも、差して届く年と前で粘る年があるのが面白いところです。

過去10回の200m平均ラップを分析

馬場状態別の平均タイム

馬場 開催数 平均勝ち時計 前半/後半3F
良 8回 2:12.7 36.2 / 34.5秒
道悪(稍重・重) 2回 2:15.8 36.4 / 35.4秒
全体 10回 2:13.3 36.2 / 34.7秒

良馬場8回の平均は2:12.7、道悪2回は2:15.8でした。
道悪は2013年の重馬場と2015年の稍重で、どちらも2分14秒以上かかっています。

馬場状態別・全体の200m平均ラップ

距離 良馬場平均 道悪平均 全体平均
200m 12.5 12.6 12.5
400m 11.1 11.2 11.1
600m 12.6 12.6 12.6
800m 12.6 12.7 12.6
1000m 12.4 12.6 12.4
1200m 12.5 13.2 12.6
1400m 12.6 13.0 12.7
1600m 11.9 12.6 12.1
1800m 11.6 11.9 11.6
2000m 11.3 12.1 11.5
2200m 11.6 11.5 11.6

全体平均では1400m地点の12.7秒から、1600m地点12.1秒、1800m地点11.6秒へ。
レース後半に入ってから一段速くなる形が見えますね。

良馬場のラップの特徴

良馬場では400m地点の11.1秒が最も速く、そこから中盤は12秒台が続きます。
1400m地点が12.6秒、1600m地点は11.9秒で、そこから速いラップに切り替わっています。

2016年のクイーンズリングは4角7番手、2017年のモズカッチャンは4番手から勝利。
どちらも最後の600mで34秒台前半を刻んだレースでした。

道悪のラップの特徴

2013年の重馬場では1200m地点が13.5秒、1400m地点も13.2秒でした。
そこから1800m地点11.7秒まで速くなり、メイショウマンボが4角7番手から勝利しています。

2015年の稍重は後半3Fが36.3秒。
マリアライトが4角6番手から抜け出して、6番人気で勝っています。

全体平均から見える勝負どころ

気になるのは1400mから1800mにかけてのペースの上がり方です。
1400m地点12.7秒、1600m地点12.1秒、1800m地点11.6秒と続いています。

最後の600mだけ速い脚を使う馬もいますが、京都では少し早めからスピードに乗れる馬が頼もしく感じますね。

勝ち馬の4コーナー位置と穴馬の特徴

年 勝ち馬 4角 人気
2013 メイショウマンボ 7番手 2番人気
2014 ラキシス 7番手 3番人気
2015 マリアライト 6番手 6番人気
2016 クイーンズリング 7番手 3番人気
2017 モズカッチャン 4番手 5番人気
2018 リスグラシュー 9番手 3番人気
2019 ラッキーライラック 8番手 3番人気
2023 ブレイディヴェーグ 5番手 1番人気
2024 スタニングローズ 2番手 3番人気
2025 レガレイラ 8番手 1番人気

勝ち馬は10頭中9頭が4角8番手以内。
残る1頭は2018年のリスグラシューで、4角9番手から差し切りました。

3着以内の30頭では4角4番手以内が10頭(33.3%)、8番手以内が22頭(73.3%)。
前にいる馬だけでなく、中団から伸びてくる馬もよく届いていますね。

6番人気以下の好走馬の4角位置

年・ペース 馬名 人気 着順/4角
2013
スロー
ラキシス 6人気 2着/2番手
2014
ハイ
ディアデラマドレ 6人気 3着/12番手
2015
ミドル
マリアライト 6人気 1着/6番手
2016
スロー
シングウィズジョイ 12人気 2着/3番手
2017
スロー
クロコスミア 9人気 2着/2番手
2018
ミドル
クロコスミア 9人気 2着/1番手
2019
スロー
クロコスミア 7人気 2着/1番手
2024
ハイ
ラヴェル 12人気 2着/9番手
2025
ハイ
ライラック 9人気 3着/16番手

6番人気以下で3着以内に入った馬は9頭いました。
特にクロコスミアは2017~2019年に3年続けて2着で、4角2・1・1番手と前で運んでいます。

2024年は12番人気のラヴェルが4角9番手から2着、2025年は9番人気のライラックが16番手から3着。
前で粘る人気薄も、後ろから差す人気薄も見逃せません。

エリザベス女王杯2026のタイム・ラップ分析まとめ

京都芝2200mの過去10回は、平均勝ち時計2:13.3、前半3F36.2秒、後半3F34.7秒という結果でした。
中盤で少し息が入ったあと、残り800mから600mあたりでラップが速くなる形が目立ちます。

勝ち馬10頭のうち9頭は4角8番手以内ですが、2018年のリスグラシューのように後ろから届いた年もありました。
人気薄では3年連続2着のクロコスミアの先行力も印象的です。

今年もペースが上がるところで動けるか、最後まで速い脚を続けられるか。
各馬の近走ラップと合わせて考えると、予想の幅が広がりそうですね。