福島競馬場

福島ダート1700mの特徴や傾向|枠順や脚質・血統とラップ解析を紹介


福島ダート1700mは、逃げ・先行馬が強いイメージのあるコースです。
今回は枠順や脚質、血統などの成績に加えて、ラップの特徴も分析しています。

福島ダート1700mの予想ポイント

  1. 逃げの複勝率44.7%、先行37.4%|前で運べる馬が優勢
  2. 追い込みの複勝率2.5%|直線だけの追い上げは厳しい
  3. 上がり3F最速馬の複勝率65.0%|位置取りに加えて終いの脚も重要
  4. 1番人気の複勝率47.6%、7番人気27.6%|人気だけでは決めにくい
  5. 良馬場は900~1100mで再加速|長く脚を使う持続力が問われる

逃げ馬の複勝率は44.7%で、先行馬も37.4%。
前の方でレースを進めた馬が、よく走っています。

ただ、前に行ければそれでいいわけでもありません。
上がり最速馬の複勝率も65.0%あるので、最後まで脚を使えるかもポイントになります。

福島ダート1700mのコース解説

福島ダート1700mは、ホームストレッチの入口付近からスタートします。
最初の1コーナーまでは約338mあり、右回りで4つのコーナーを通過するコースです。

コース全体の高低差は2.1mで、向正面には緩やかな上りがあります。
3~4コーナーにはスパイラルカーブが採用され、最後の直線は295.7mです。

最後の直線が短いため、後方から直線だけで差し切るのは簡単ではありません。
差し馬も3~4コーナーで前との差を詰められるかがポイントになります。

一方、先行争いが激しくなると、前の馬も余力を残しにくくなります。
そのため、序盤の位置取りだけでなく、道中のペースにも注目したいコースです。

福島ダート1700mの主な開催レース

レース名 格付け・クラス
福島民友カップ リステッド
吾妻小富士ステークス オープン
ジュライステークス オープン
奥羽ステークス 3勝クラス
鶴ヶ城ステークス 3勝クラス
天の川ステークス 3勝クラス
いわき特別 2勝クラス
横手特別 2勝クラス
米沢特別 2勝クラス
河北新報杯 2勝クラス
西郷特別 2勝クラス

オープンでは福島民友カップや吾妻小富士ステークス、ジュライステークスなどが行われています。
条件戦の特別レースも多く、さまざまなクラスで使われるコースです。

福島ダート1700mの過去データ傾向

着別度数は左から1着・2着・3着・着外の順です。
集計対象は2勝クラス以上で、新馬・未勝利・1勝クラスは含んでいません。

枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 複勝率
1枠 10-7-8-80 9.5% 23.8%
2枠 16-7-8-157 8.5% 16.5%
3枠 14-11-19-149 7.3% 22.8%
4枠 8-16-11-162 4.1% 17.8%
5枠 13-16-16-157 6.4% 22.3%
6枠 12-20-11-163 5.8% 20.9%
7枠 16-14-14-166 7.6% 21.0%
8枠 17-13-18-162 8.1% 22.9%

データからわかること

1枠は勝率9.5%、複勝率23.8%で、どちらもトップです。
ただ、8枠も複勝率22.9%あるので、外枠が苦手という数字ではありません。

脚質別成績

脚質 着別度数 勝率 複勝率
逃げ 20-23-8-63 17.5% 44.7%
先行 60-46-36-238 15.8% 37.4%
差し 23-27-50-455 4.1% 18.0%
追い込み 1-2-8-422 0.2% 2.5%
まくり 2-6-3-11 9.1% 50.0%

データからわかること

逃げの複勝率は44.7%で、先行馬も37.4%。
一方、追い込みはわずか2.5%で、前の方で運べる馬が強いですね。

上がり3F順位別成績

上がり順位 着別度数 勝率 複勝率
1位 41-15-22-42 34.2% 65.0%
2位 23-20-17-56 19.8% 51.7%
3位 14-16-17-65 12.5% 42.0%
4位 11-12-15-70 10.2% 35.2%
5位 10-15-15-65 9.5% 38.1%
6位 1-12-7-88 0.9% 18.5%
7位 3-9-6-89 2.8% 16.8%
8位 1-3-2-82 1.1% 6.8%
9位 1-2-0-101 1.0% 2.9%
10位 1-0-3-104 0.9% 3.7%
11位 0-0-0-85 0.0% 0.0%
12位 0-0-0-97 0.0% 0.0%
13位 0-0-1-90 0.0% 1.1%
14位 0-0-0-82 0.0% 0.0%
15位 0-0-0-73 0.0% 0.0%

データからわかること

上がり最速馬の複勝率は65.0%で、2位も51.7%。
前で運ぶだけでなく、最後までしっかり脚を使える馬が好走しています。

単勝人気別成績

人気 着別度数 勝率 複勝率
1番人気 22-13-15-55 21.0% 47.6%
2番人気 16-14-16-59 15.2% 43.8%
3番人気 19-16-13-57 18.1% 45.7%
4番人気 10-11-10-74 9.5% 29.5%
5番人気 14-10-6-75 13.3% 28.6%
6番人気 6-9-4-86 5.7% 18.1%
7番人気 5-9-15-76 4.8% 27.6%
8番人気 2-7-8-88 1.9% 16.2%
9番人気 1-7-6-91 1.0% 13.3%
10番人気 1-4-5-94 1.0% 9.6%
11番人気 2-1-2-96 2.0% 5.0%
12番人気 5-2-2-89 5.1% 9.2%
13番人気 1-1-1-91 1.1% 3.2%
14番人気 0-0-1-87 0.0% 1.1%
15番人気 2-0-1-78 2.5% 3.7%

データからわかること

1~3番人気の複勝率は43.8~47.6%と近い数字です。
7番人気も27.6%あるので、人気薄にも十分チャンスがありますね。

馬体重別成績

馬体重 着別度数 勝率 複勝率
419kg以下 0-0-1-4 0.0% 20.0%
420~439kg 2-2-2-42 4.2% 12.5%
440~459kg 20-13-15-170 9.2% 22.0%
460~479kg 22-25-24-281 6.3% 20.2%
480~499kg 29-28-31-323 7.1% 21.4%
500~519kg 24-24-22-240 7.7% 22.6%
520~539kg 6-10-6-112 4.5% 16.4%
540kg以上 3-2-4-24 9.1% 27.3%

データからわかること

540kg以上は複勝率27.3%ですが、520~539kgは16.4%。
馬体が大きいほど走る、というわけではなさそうです。

福島ダート1700mの騎手別成績

現役騎手の勝利数上位10人をまとめました。
勝利数が同じ場合は、出走数の多い順に並べています。

騎手 着別度数 勝率 複勝率
戸崎圭太 9-4-5-21 23.1% 46.2%
丸山元気 7-3-5-27 16.7% 35.7%
田辺裕信 7-3-5-11 26.9% 57.7%
吉田隼人 6-1-3-24 17.6% 29.4%
丹内祐次 4-2-3-32 9.8% 22.0%
木幡巧也 4-3-1-25 12.1% 24.2%
菊沢一樹 3-2-8-40 5.7% 24.5%
斎藤新 3-4-0-26 9.1% 21.2%
石川裕紀人 3-5-0-16 12.5% 33.3%
長岡禎仁 3-0-0-4 42.9% 42.9%

データからわかること

戸崎圭太騎手が9勝でトップです。
田辺裕信騎手は7勝ながら複勝率57.7%で、3着以内に入る割合がかなり高くなっています。

福島ダート1700mの調教師別成績

こちらは現役調教師の勝利数上位10人です。
勝利数が同じ場合は、出走数の多い順にしています。

調教師 着別度数 勝率 複勝率
中舘英二 3-1-2-19 12.0% 24.0%
加藤征弘 3-1-1-14 15.8% 26.3%
田中博康 3-0-1-14 16.7% 22.2%
高木登 3-2-3-8 18.8% 50.0%
角田晃一 3-3-1-5 25.0% 58.3%
鈴木伸尋 2-0-1-21 8.3% 12.5%
斎藤誠 2-3-0-17 9.1% 22.7%
伊藤圭三 2-2-0-17 9.5% 19.0%
奥平雅士 2-0-0-19 9.5% 9.5%
牧光二 2-2-1-13 11.1% 27.8%

データからわかること

5厩舎が3勝で並んでいます。
その中でも角田晃一厩舎は複勝率58.3%、高木登厩舎は50.0%と、3着以内に入る割合が高めです。

福島ダート1700mの血統別成績

種牡馬別成績TOP10

種牡馬 着別度数 勝率 複勝率
シニスターミニスター 8-5-3-38 14.8% 29.6%
ドレフォン 6-4-3-15 21.4% 46.4%
キングカメハメハ 5-2-5-39 9.8% 23.5%
オルフェーヴル 5-0-2-15 22.7% 31.8%
ハーツクライ 4-3-8-32 8.5% 31.9%
キンシャサノキセキ 4-3-2-15 16.7% 37.5%
ブラックタイド 4-2-2-14 18.2% 36.4%
ヘニーヒューズ 3-4-5-36 6.3% 25.0%
パイロ 3-7-5-21 8.3% 41.7%
ネオユニヴァース 3-1-1-12 17.6% 29.4%

データからわかること

シニスターミニスター産駒が8勝でトップ。
ドレフォン産駒は複勝率46.4%、パイロ産駒も41.7%と、3着以内によく入っています。

母父別成績TOP10

母父 着別度数 勝率 複勝率
マンハッタンカフェ 7-3-1-22 21.2% 33.3%
クロフネ 5-3-3-34 11.1% 24.4%
フジキセキ 4-4-2-34 9.1% 22.7%
ゴールドアリュール 4-2-4-16 15.4% 38.5%
ゼンノロブロイ 4-1-0-8 30.8% 38.5%
キングカメハメハ 3-5-4-51 4.8% 19.0%
フレンチデピュティ 3-2-3-37 6.7% 17.8%
アグネスタキオン 3-1-3-25 9.4% 21.9%
シンボリクリスエス 3-4-2-23 9.4% 28.1%
ワイルドラッシュ 3-2-1-11 17.6% 35.3%

データからわかること

母父マンハッタンカフェが7勝で最多です。
一方、ゴールドアリュールとゼンノロブロイは複勝率38.5%で、好走率の高さが目立ちます。

福島ダート1700mのタイムとレース展開

馬場状態別の平均タイム

馬場状態 平均タイム 前半3F 後半3F
良 1分45.44秒 36.32秒 37.85秒
重 1分44.05秒 36.05秒 37.42秒
不良 1分43.67秒 36.03秒 36.80秒

平均タイムは勝ち馬の走破時計です。
前半3Fと後半3Fはレース全体のラップで、各馬の上がり3Fとは異なります。

良馬場のラップ傾向

良馬場の平均タイムは1分45.44秒です。
前半3F36.32秒に対し、後半3Fは37.85秒で、最後の方が時計がかかっています。

重馬場のラップ傾向

重馬場の平均タイムは1分44.05秒で、良馬場より1.39秒速い時計です。
前半3Fも後半3Fも、良馬場より速くなっています。

不良馬場のラップ傾向

不良馬場では平均1分43.67秒。
後半3Fも36.80秒と、良馬場より速い数字が出ています。

ただ、時計の差は馬場状態だけで決まるものではありません。
出走馬やクラス、レース展開が違う点も含めて見ておきたいところです。

福島ダート1700mの200m平均ラップ

良馬場の平均ラップ

1700mなので、最初の区間だけ100mで、その後は200m刻みです。
最初の100mとほかの区間は長さが異なるため、分けて見ていきます。

区間 通過距離 平均ラップ 累計タイム
0~100m 100m 7.05秒 7.05秒
100~300m 300m 11.14秒 18.18秒
300~500m 500m 11.84秒 30.02秒
500~700m 700m 12.59秒 42.61秒
700~900m 900m 12.68秒 55.29秒
900~1100m 1100m 12.30秒 67.60秒
1100~1300m 1300m 12.51秒 80.11秒
1300~1500m 1500m 12.57秒 92.68秒
1500~1700m 1700m 12.77秒 105.44秒

100~300mは11.14秒ですが、700~900mでは12.68秒まで落ち着きます。
そして900~1100mで12.30秒へ。
中盤で少し緩んでから、再び速くなる流れです。

残り600mからは12.51秒、12.57秒、12.77秒と、少しずつ時計がかかっています。
早めに動いた馬が、最後まで踏ん張れるかがポイントになります。

福島ダート1700mのレース別平均ラップ

主なレースの良馬場での平均ラップをまとめました。
同じ1700mでも、前半の時計にはけっこう差があります。

レース名 平均タイム 前半3F 後半3F
福島民友カップ 1分44.98秒 36.33秒 37.46秒
吾妻小富士ステークス 1分44.40秒 35.76秒 37.78秒
ジュライステークス 1分43.84秒 35.90秒 37.74秒
奥羽ステークス 1分45.31秒 36.19秒 37.97秒
鶴ヶ城ステークス 1分44.30秒 36.33秒 37.17秒
天の川ステークス 1分45.45秒 36.30秒 37.40秒
いわき特別 1分44.95秒 36.40秒 36.95秒
横手特別 1分45.52秒 36.64秒 37.46秒
米沢特別 1分45.83秒 35.98秒 38.50秒
河北新報杯 1分45.68秒 36.55秒 37.58秒
西郷特別 1分45.90秒 37.20秒 37.10秒

吾妻小富士ステークスは前半3F35.76秒、後半3F37.78秒。
一方、西郷特別は前半37.20秒、後半37.10秒で、流れがかなり違います。

前半から速く流れたレースもあれば、ゆったり入ったレースもあります。
同じ好走でも、どんな流れで走ったのかを見比べたいですね。

福島ダート1700mのペース別傾向

良馬場の前半3Fを基準に、37.0秒以上をスロー、36.0秒以上37.0秒未満をミドル、36.0秒未満をハイに分けました。
それぞれのラップを比べていきます。

スローペース

前半3F平均:37.41秒
後半3F平均:37.43秒

前後半3Fはほぼ同じ時計ですが、中盤に緩んでから再び速くなる流れです。
前で脚を残せた馬は、粘り込みやすそうですね。

ミドルペース

前半3F平均:36.31秒
後半3F平均:37.77秒

中盤で一度ペースが緩んだあと、900~1100mで再加速しています。
先行馬も、そこから最後まで粘れるかがポイントになります。

ハイペース

前半3F平均:35.55秒
後半3F平均:38.36秒

前半3Fは35.55秒、後半は38.36秒で、2.81秒もの差があります。
序盤が速く、最後はかなり時計がかかる流れです。

福島ダート1700mのまとめ

福島ダート1700mは、逃げ・先行馬の成績がいいコースです。
直線も短く、勝負どころで前から離されると追い上げるのは大変です。

ただ、前に行くだけで勝てるわけではありません。
上がり最速馬の複勝率は65.0%で、最後までしっかり走れる馬も強いですね。

枠順は1枠が好成績ですが、8枠も複勝率22.9%あります。
内枠なら安心、外枠なら厳しい、と単純には分けられない数字です。

ラップは中盤で少し緩み、再び速くなってから、最後に時計がかかる流れです。
早めに動いても最後まで脚を使えるかがポイントになります。