複勝とは?初心者向けに仕組み・ルールをわかりやすく解説

複勝とは、選んだ1頭の馬が原則3着以内に入れば的中する馬券です。
単勝のように1着だけを当てる必要がないので、競馬を始めたばかりの方でも仕組みを覚えやすいと思います。
ただし、出走頭数によっては2着までしか的中しないため、「複勝=いつでも3着まで」というわけではありません。
この記事では、複勝の基本的な仕組みから、何着まで当たりになるのか、
オッズや払戻金の見方まで、初めての方にも分かりやすく紹介していきます。
複勝とは選んだ1頭の着順を当てる馬券
複勝は、レースに出走する馬の中から1頭を選び、その馬が、基本的に3着以内に入れば的中する馬券です。
購入するときに選ぶのは「馬番」です。
たとえば、8頭以上で行われるレースで「5番」の複勝を買ったとします。
5番の馬が1着、2着、3着のどこかに入れば的中。4着以下なら外れです。
「複勝」という名前を見ると、「2頭くらい選ぶのかな?」と思う方もいるかもしれません。
でも、実際に選ぶのは1頭だけです。
私は、競馬を覚えはじめの方に説明するとき、
「単勝と同じように1頭を選ぶ馬券ですよ」と伝えることが多いです。
そのほうが、最初はイメージしやすいと思っています。
複勝は1着にならなくても的中する
複勝の大きな特徴は、選んだ馬が1着にならなくても的中するところです。
8頭以上のレースなら、2着や3着でも払戻しを受けられます。
競馬を見ていると、最後の直線まで先頭だった馬が、ゴール前で差されて2着になることがあります。
単勝ならそこで外れですが、複勝ならしっかりと的中です。
この「勝ち切らなくてもいい、1着にならくてもいい」という部分は、複勝の分かりやすさのひとつだと思います。
個人的にも、勝つ馬を当てるというより「この馬なら最後まで上位に残れそうだな」と考えるほうが、レースをじっくり見られて面白いんです。
ただし、複勝だから簡単に当たるというわけではありません。
ここが一番難しいんですけどね。
複勝に限らず、他の馬券種でも、馬の力や距離、コース、展開などを見ながら予想をして、その馬を選ぶことが重要になってきます。
複勝は何着までなら当たりになる?
「複勝は何着までなら当たりなの?」というのは、最初に気になるところだと思います。
基本は3着以内ですが、出走予定馬の頭数によって的中する範囲が変わります。
| 出走予定馬の頭数 | 複勝の払戻対象 |
|---|---|
| 8頭以上 | 3着まで |
| 5~7頭 | 2着まで |
| 4頭以下 | 複勝は発売されない |
※ 発売開始時の出走予定馬の頭数を基準とします。
8頭以上なら3着以内、5~7頭なら2着以内が複勝的中です。
ここで少し注意したいのが、最終的に何頭走ったかではなく、発売開始時の出走予定馬数が基準になることです。
発売開始後に出走取消があり、実際に走る頭数が減ったとしても、最初の条件に基づいて払戻しが行われます。
少し細かいルールですが、覚えておくと「あれ、7頭なのに3着でも当たっている?」と迷わずに済みます。
少頭数のレースでは3着だと不的中になる
たとえば、7頭で発売が始まったレースでは、複勝の払戻対象は2着までです。
選んだ馬が3着に入っても、この場合は複勝の的中にはなりません。
「複勝は3着まで」とだけ覚えてしまうと、ここで勘違いしやすいんですよね。
個人的には、出馬表を見るときに馬の名前だけではなく、頭数も一緒に見るクセをつけておくといいと思います。
慣れてくると自然に確認するようになります。
実際に走った頭数だけを見て判断しないようにしましょう。
複勝と単勝・ワイドの違い
複勝の仕組みは、単勝やワイドと比べるとかなり分かりやすくなります。
どれも競馬ではよく買われる馬券ですが、選ぶ馬の数や的中条件が少しずつ違います。
| 馬券 | 頭数 | 的中条件 |
|---|---|---|
| 単勝 | 1頭 | 選んだ馬が1着 |
| 複勝 | 1頭 | 選んだ馬が3着以内※ |
| ワイド | 2頭 | 選んだ2頭がともに3着以内 |
※出走頭数が5~7頭の場合、複勝は2着以内が的中です。
単勝との違いは的中する着順の範囲
単勝と複勝は、どちらも1頭だけを選ぶ馬券です。違うのは、どこまでの着順なら当たりになるのか?
単勝は1着になったときだけ的中します。複勝は原則3着以内なので、単勝よりも当たりになる範囲が広くなります。そのぶん、一般的には単勝より複勝のほうが配当は低くなりやすいです。
「当たりやすさを取るのか、それとも1回の払戻しを大きくしたいのか」。
この違いが分かってくると、自分に合う馬券も少しずつ見えてくると思います。
ワイドとの違いは選ぶ馬の頭数
ワイドは異なる2頭を選び、その2頭がともに原則3着以内に入れば的中します。複勝との大きな違いは、選ぶ馬が1頭か2頭かというところです。
複勝なら1頭だけなので、レース中もその馬の走りに集中できますので、初めて競馬を見る方にとっても、こちらのほうが分かりやすいかもしれません。
まずは「自分が買った馬は今どこにいるんだろう」と探しながらレースを楽しむ。そうしているうちに、馬の位置取りや騎手の動きにも自然と目が向くようになり、競馬の面白さも少しずつ分かってくると思います。
複勝オッズと払戻金の見方
複勝のオッズは、「1.5~2.1倍」のように幅を持って表示されます。初めて見ると「なぜ数字が2つあるの?」と思うかもしれません。
これは、どの馬が複勝圏内に入るかによって、最終的な払戻金が変わるためです。
たとえば、複勝オッズが1.5~2.1倍の馬を100円買った場合、
表示上では150~210円ほどの払戻しになる可能性があります。
ただし、購入時に表示されているオッズは確定ではありません。
投票が増えれば数字は動きますし、実際の払戻金はレースが確定してから決まります。
払戻金をざっくりイメージするときは、次のように考えると分かりやすいです。
購入金額 × 確定した複勝オッズ=払戻金の目安
たとえば500円購入して、確定オッズが1.8倍なら、
500円 × 1.8 = 900円
となります。
ここで初心者の方が少し勘違いしやすいのが、900円とは別に500円が戻ってくるわけではないという点です。
払戻金の900円には、最初に使った500円も含まれています。
このあたりは、何回か馬券を買うとすぐに慣れると思います。
複勝が初心者に分かりやすい理由
複勝は1頭だけを選び、単勝よりも的中となる着順が広い馬券です。
組み合わせを何通りも考える必要がないため、競馬を始めたばかりの方でも予想を整理しやすいと思います。
個人的には、ここが複勝のかなり好きなところです。
1頭だけをじっくり見るので、
「この馬は前のレースより位置取りが良かったな」とか
「今回は最後まで脚が残っていたな」といったことにも気づきやすくなります。
そういう小さな発見が増えてくると、予想そのものがだんだん面白くなってきます。
ただし、「当たりやすい」と「利益が出やすい」は別です。
人気馬の複勝はオッズが低くなることも多く、何度か的中していても、一度外しただけで利益が減ってしまうことがあります。
初心者だから人気馬を買っておけばいい、というほど単純でもありません。
私なら、まず「なぜこの馬が3着以内に残れそうなのか」を考えます。
近走成績、距離、コース、先行できそうかどうかなど、最初は自分が分かるところだけでも十分です。
複数の馬を買えば安全とは限らない
複勝は、同じレースで2頭や3頭を買うこともできます。
買う馬を増やせば、どれか1頭が当たる可能性は上がります。
ただ、そのぶん購入金額も増えます。
そのため、「当たりやすくしたつもりなのに、収支を見るとマイナスだった」ということもあります。
私自身は、複勝を買うなら、できるだけ根拠のある1頭に絞りたいタイプです。
1頭に決めきれないときは、「今日はこのレースは難しいな」と見送るのもありだと思っています。
何でも買うより、そのほうが「資金と自信が無駄に無くなることはない」と思っていますからね。
また、競馬のレースは、土日で最大36レースもあります。
ここで見送り、根拠のある1頭に全力を傾けるほうが、圧倒的に息の長い競馬ライフが出来ると思います。
複勝を買う前に確認したい基本ルール
初めて複勝を買うときは、難しいことよりも、まず基本的なところを確認しておけば十分です。
- 開催日・競馬場・レース番号が合っているか
- 券種で「複勝」を選んでいるか
- 馬名と馬番が一致しているか
- 出走頭数による払戻対象の違いを確認したか
- 購入金額に間違いがないか
競馬場やウインズで馬券を買った場合は、受け取ったときに内容を確認しておくと安心です。
予想していた馬のことばかり考えていると、意外とレース番号や競馬場を見落とすことがあります。
私も、馬を見ることに集中していると、それ以外の確認が雑になりそうなときがあるんですよね。
馬番だけではなく、開催場やレース番号まで一度見るクセをつけておくといいと思います。
また、馬券を購入できるのは20歳になってからです。
購入するときは生活費などには手をつけず、自分で決めた範囲の中で楽しむようにしましょう。
まとめ
- 複勝は、選んだ1頭の馬が原則3着以内に入れば的中する馬券です。
- 発売開始時の出走予定馬が8頭以上なら3着まで、5~7頭なら2着までが的中となります。
- 単勝は1着のみ、複勝は原則3着以内が的中となるため、複勝のほうが当たりになる着順の範囲が広くなります。
- 複勝オッズは幅を持って表示され、最終的な払戻金はレースが確定してから決まります。
- 複勝は初心者にも仕組みを覚えやすい馬券ですが、的中率だけでなく、オッズや収支も考えながら購入することが大切です。